初恋?-1

エリ  2007-12-29投稿
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誰かが言った言葉。
『恋は落ちるものだ』

あれから3日。
ダイキを見るとドキドキしてしまって、会話すらまともにできなかった。
「エリ、それ恋だよ。」
カナコ先輩ははっきり確信をついた。
最悪だ。
こんな気持ちは人生で初めてだ。
突然、恋に落ちてしまった。
友達の彼氏に恋をしてしまった。
カナコ先輩も複雑そうな顔をしたままだった。
「エリはどぅしたいの?」
「ダイキは好きだけど、ミカを裏切るなんてできない。だから、諦める。」
言ってみたものの、諦めると言って、簡単に諦めれるような想いでもない。
自分でもわかるくらい日に日に想いは増している。
ミカのダイキへの冷たい態度を見るたびに、私だったら…なんてことを考えてしまう。
でも、そんなことを考えるたび、罪悪感を感じる。
「そんな簡単に諦められるの?」
「でも、伝えられないことだから。」
「ねぇ、エリ。私は好きって想うだけならいいと思うんだ。エリにはつらいけど、自分なりにダイキ君を友達として大切にしてあげることもできるんじゃないかな?」
“友達として”ダイキを大切にする。
それが一番いい方法なのかもしれない。
ダイキはミカが好きで大切に想っている。
私に残っている選択肢は、ダイキの幸せを願うことだけ。
友達という立場から。
「カナコ先輩…今日相談した事、誰にも言わないでね。」
カナコ先輩は悲しそうな笑顔をして頷いた。



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