声の主は真ん中にぽつんと置いてあるピエロからのようだ｡
口元だけが不気味に動いている｡
｢諸君おはよう｡私はこの世界の神である｡君達は今何故こんな場所に居るのか等考えているだろうが､一言で言えばここは異世界であり現実だ｡夢ではない｡君達には今から一つの問題を解いてもらう｡問題を正解する事が出来ればこの部屋から抜けられる｡だが無事に抜け出せるのは１人だけ､一番最初に正解を言い当てた者だけだ｡
回答する際はこのピエロの口に指を一本入れてから答えるように｡指を入れたら最後こちらが返答するまで指は抜けない｡それに､もし回答を間違えるとその指はピエロにより噛みちぎられる事になります｡
回答出来る回数は指の数だけ｡最高で２０回｡
ここまでで質問はあるか?｣
由美｢なんで私達なの??｣
神｢今は言えない｡正解者にのみに教えよう｣
光一｢てか､限界回答数は10回ではないのか??両手合わして10本やし｡｣
神｢両足があるじゃないですか｡両手両足ですよ｣
光一｢な……｣
おれは聞きたい事はたくさんあるが何から聞いていいのかわからない｡
神｢それではそろそろ問題を言おう｣
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