「あぁ?テメーふざけんじゃねぇぞ!ゴルァ!」
朝っぱらから近所迷惑になりそうなくらいに響いた、高校生の不良の乱れた日本語。
「すみません!すみません!」
謝っているのは明日香達が通う某県の超有名私立学校『光金(こうこん)学園』の中等部の生徒である。
「謝ったからって済む問題じゃねーんだよ!コノヤロウ!」
「ちょっとあんた何してんのよ!」
「あー?何だお前?女はどっか行って・・・」
「大丈夫?さあ行って。学校遅れるわよ?」
「ありがとうございます!楓さん!」
「無視してんじゃねーよ!」
「無視なんてしないわ!あなたのような輩は光金学園中等部生徒会長、花咲 楓(はなさき かえで)が許しません!」
「なに〜?」
「ちょっと楓ちゃん・・・」
「明日香は黙ってて!」
「ハッ、面白い来いよ生徒会長さんよ〜!」
ザワザワ ザワザワ
いつの間にか周りには野次馬が集まってきている。
「・・・・・」
そして一人この状況を終末へと導かせる少年がこの状況を見詰めていた・・・・
〜?.事件〜 End
?へ続く・・・