#幼き恋#11

#日色#  2007-12-30投稿
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「ココロ〜〜これ〜」
先生にバレないように、
手紙を渡す。



授業が終わるまで、
あと5分。


シュンタとタツヤがこんなに授業をサボることはないから。
余計に心配になる。



キーンコーンカーンコーン。


ざわざわっと、教室が慌ただしくなる。


「ココロ〜帰って来ない〜」


私は、ココロの所に駆けよった。


「なんで。帰って来ないんだろう〜?」


ヤッパリココロも心配らしい。


すると……………


私は廊下に飛び出た。



タツヤとシュンタは、戻って来た。


ホッとした。


「タツヤ!彼女…」



タツヤは駆けよって来た。


すると……………


「たっ、タツヤ……ちょっと」


タツヤは、私を抱きしめた。


顔は真っ赤になった。


「ゴメンなぁ〜ゴメンなぁ〜ココロ〜心配かけたな〜」


タツヤは、私の頭を撫でながら、ニコニコ微笑みを浮かべた。


「本当に…心配したんだよ…」


「本当にゴメン!」


サラに、抱きしめるタツヤ。


「ねっ…ねぇタツヤ。は…恥ずかしい。」



「ゴメン…」


タツヤの顔は真っ赤だった。


私は笑ってしまった。


「笑うなよ!」


「あの…お二人さん、イチャイチャしてんのは、良いけど、ここ、廊下。」


シュンタが言った。


「じゃぁ〜教室戻るかぁ!」


タツヤは、私の手を握り、教室に向かった。



今日から、テスト期間。
なので、部活は休み。


タツヤは私の手をずっと握り、エナメルを肩にかけて、

私のエナメルを私の肩にかけた。


「ほれ、行くか?」


「ぅん…」



手をひかれながら、
教室を出て行く。


みんなは、チラチラ見ながら、こそこそして居る。



私はあることを決意した。


「ねぇ…タツヤ?今日って暇?」


「暇だよ?なんで…」


首をかしげるタツヤ。


「今日、家に来ない?」



タツヤは呆然としていた。



ヤッパリ、引いたかなぁ〜。


「行く!!!!!」







































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