俺の名前は哀川優輝。この話の主人公です。俺には7歳下の妹がいた。名前は亜弥。俺達は小さい頃、両親を事故でなくした。そのとき俺は12歳だった。まだ小さい妹は現状をよく理解してはいなかった。亜弥「お兄ちゃん。何でお母さん達ねてるの?」俺は言葉を返せなかった。亜弥「お父さん仕事行かなくていいの?」俺「もぅいいんだよ…」と涙声で答えた。辛かった。それを見た親戚が俺達を外へ連れ出した。次の日に両親は焼かれた。亜弥の事を想い俺達は立ち会わなかった。そして俺は遺骨、亜弥は遺影を持ち親戚の家へ行った。そこで親戚一同が話し合い、俺が父親方の親戚へ。亜弥が母親方の親戚へ預かられることになった。俺「何で一緒じゃないんだ」親戚「みんなで決めた事なんだ。わかってくれ」そう言われ俺達は引き離された。毎日亜弥を想った。中学入学、高校入学その度に手紙と写真を同封して送った。高校入学してから少したったある日俺は思いがけない事実を親戚からの手紙で知った。亜弥はその家から追い出されて違う親戚の家に預かられていた。