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G  2007-12-30投稿
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うぅ…
何か強い臭いが鼻を激しく突いた
俺はそっと目をあける
そこは薄暗く微かに辺りが見える程
しばらく呆然とし目が慣れるのを待った
さっきから身体が思うように動かない
目も慣れて辺りを確認する
「なんだ…コレ…」
壁やら窓、あるもの全てが
錆と血で被われている
「臭いはこれのせいだ…」
あまり思いたくないがどうやら
ここは自宅のようだ
それと最悪な事に俺は両手足が
鎖で繋がれている
ポタッ…
「ん?」
ポタッ…
水が歩くテンポで迫ってくる
ポタッ… ポタッ…
次第に音が近づき何か恐怖感が出てきた
俺の目の前にはドアがある
「はっ…まさかな…」
ポタッ
ドアの前で音は止まった
ギィィィ…
ドアの不快な音が鳴りゆっくりと
開いていく

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