「なぜこんなことになったんだろう」
狭い部屋のすみで思う。
そこにいるのは日吉 明人(ひよし あきと)という高校1年生だ。
何故こうなったか思い返してみる。
―あの日
学校の帰りに最近できたばかりのCDショップにいった。
そして20分程店内を
見て回ったと思う。
もうそろそろと思い、店から出た時、
少し離れたとろこで
人形のような少女が
手招きしているように見えた。
何故か体がかってに
動いた。
その子についていってしまった。
おいかけるように…
そして着いた所は
ビルの廃墟だった。
そこには誰もいなかった。
「何をしていたんだろう?」
バカバカしくなって
その場を離れようして振り返り、帰ろうした時―\r
後ろで妙な音がした。ビルの廃墟の方を
見てみた。
「ひ、光の穴?」
見間違えかと思い
もう一度よく見てみる。
間違えじゃない!!
近付いてみて確かめる。
そして触れてみた。
「あれ!?ぬ、ぬけねぇ」
そのまま引きずりこまれていく。
必死の抵抗も虚しくついに完全に光の穴に入ってしまった。
「うわぁぁぁっっっ!!!!!」