#幼き恋#11

#日色#  2007-12-31投稿
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私は、先生にバレないように、斜めに居るココロに手紙を渡した。




授業は、あと5分で終わってしまう。




どんどん、授業は進んで行く。



キーンコーンカーンコーン
−−−−−−−−−−


鳴った。



「ココロ〜帰って来ない。」



私は、ココロに近寄る。



「今日から、テスト期間だよね。…」


ココロがボソッと言う。


「うん…。あっ!シュンタと買えるんだっけ?」


本当にココロとシュンタはラブラブだ。



すると……………



シュンタとタツヤの笑い声が聞こえた。


入り口を見つめる、
私とココロ。



「戻って…きた」


ボソッと言う私。


「だね…楽しんでる」



ココロは呆然。



「タツヤ、大竹居るぞ。」



シュンタが言うとタツヤは走りこっちに向かう。



私は嬉しさと怒りが混ざって、どうすれば良いか
わからず、呆然と立っている。


「ヒロ〜」


えっ!呼び捨て?
タツヤ!えっ〜


タツヤは私を抱きしめた。


「ちょっと〜ここ教室だょ〜」


私は必死に抵抗をするが、敵わない。


「別にいいじゃん!見せつけてやる〜」



私は観念して、
思いっきり、タツヤを抱きしめた。


タツヤの体は、暖かい。
もの凄く、落ち着く。



「ヤッパリ、おちつく〜ヒロに抱きつくと〜」



「ありがとう。うちも……」


「マジかぁ〜ありがとな!よっしゃ、帰るか〜」


「ぅん…」


私とタツヤは体を離して、
エナメルを取りに行く。



私は、エナメルを肩にかけてタツヤの所に向かう。


タツヤは、こっちを向き、
私の手を握った。




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