当日
ダンシングすく〜る発表二時間前…
「はぁ…さすがに緊張するな…」
私は他の文化発表を見ながら思った。
「七瀬〜!!」
「優奈!」
「大変なの!どうしようっ……」
「何があったの?」
「とにかくっ…ちょっと来て…!」
イヤな予感がした。
すごく、すごく…
イヤな予感がした。
着いたのは南校舎の階段…
「高橋さん……!」
そこには私のバックダンサーとして、踊ってくれるはずの高橋さんが倒れていた。
「どうしたの…?!大丈夫?しっかりして!」
私は混乱していて、夢中で呼びかけ続けた。
「んっ…痛っ…」
高橋さんは目を開けた。
「高橋さんっ!!!」
「ごめん…星川さん…」
「えっ……?」
すごく、すごく…
イヤな予感がした……
「足…いっちゃったみたいなんだよね…」
ウ……ソ………