夏
彼らの戦いは始まっていた
県大会初戦,初出場の草刈高校に1−0で勝利
2回戦,優勝候補でもあり去年ベスト8の山橋西高校に3−2で勝利
準々決勝,川崎学院に0−0,PKの末勝利
準決勝,去年準優勝のさがみ野高校に1−0でなんとか勝利
そして今日は決勝戦
相手は去年優勝の横浜東学園だった
水神高校は5年前まで,全国大会の常連だった
しかし,部員の暴力事件,万引き等の犯罪,タバコ等の違反などでサッカー部の名誉が汚れ,廃部になってしまったのだ
だが今年
部活が復活になった
春,3年生16人が入部した
3年1組,椿 竜牙
この少年が今回の主人公
椿 竜牙に観点を起き,物語を書いていきます
三坂競技場
今日は県大会決勝戦
ロッカールームに水神の選手が集まっていた
岡田監督が今日のメンバーを紹介する所だった
『じゃあメンバーを発表するぞ』
GK1水島 勝也
DF2速川 司
DF3高木 祥平
DF4椎名 誠
MF6桜木 健太
MF7小笠原 淋
MF8相馬 大祐
MF10椿 竜牙
MF11三島 将
FW9霧島 聖也
FW13長瀬 涼
『以上がスタメンだ。次にベンチ,まぁ他の全員がベンチなんだけどな』
GK12神谷 龍
DF5東 亮太
DF14小谷 一也
MF15沢田 章馬
FW16市川 大紀
『はぁ.....』
『どうしたんだ??竜牙』
キャプテンの椎名が椿に話しかけた
『いや..いよいよだなって思ってさ』
『そうだな..春に出来たばっかのサッカー部でここまでこれるとは思わなかった。これから優勝候補筆頭の名門,横浜東学園と試合すんだよな..』
選手は口々と口をもらした
しかしそんな不安を吹き飛ばす情報が流れてきた
『おい!!みんな!!学校のみんなが応援に来てるぞ!』
市川がみんなに言った
『なに!?』
『みんな..』
『おい!!みんなの期待を裏切る結果は残せないぞ!!絶対勝とうぜ!』
椿が言った
みんなは入場門に向かった
選手が入場し,各ポジションについた
『よろしく』
『こちらこそ』
椎名が相手キャプテンの10番,神奈川トレセンにも選ばれている 鷹奈 雄也と握手をした
霧島がボールを触った
試合が始まったのだ..
※この物語に登場するすべての固有名詞は架空のものです