夢パラ☆?

なお  2008-01-02投稿
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「七瀬…どうするの……?」

「どうするって……」


高橋さんは、途中前で踊る場面がある。だけど、高橋さんは既に出られる状態じゃない。

(このまま終わるのかな…)


内心そう思っていた。

(やっぱり、私には無理だったのかな…)


その時……


「七瀬ちゃん?」

「……恵くん…!」

文化発表を見に来ていた恵くんが、私の顔をのぞきこんだ。

「なんか大変そうだね…どうしたの?」

私は恵くんにすべてをはなした。観客としてきてくれる恵くんに相談するなんて、情けなかったけど…恵くんだから、はなすことができた。


「そっか……」

ポロポロ……

私は既に涙でいっぱいだった。

「私…もうどうして良いか分からなくって…」


「七瀬ちゃん…泣かないで…!」

そういって両手で、私の涙を優しく拭ってくれた。

「でもっ…もう無理なんですよ…!」

「七瀬ちゃん……」


「私の…せいだ…」


すると、恵くんが私の頭を優しく撫でた。


「バカなこというなよ…あきらめなら駄目だろ…」

「でも………」

「踊りたいんだろ?」


その質問に、私は頷いた。

私…踊りたい…!!

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