笑顔

きらきら  2008-01-03投稿
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彼と出会ったのは七月の終わり。街で声を掛けられ当たり前の様に番号を交換し、よく遊ぶ様になった。
そしていつの間にか恋に落ちた。
彼の職業は芸人。一緒にいる空間と時間は笑顔で溢れていた。いつしか彼を支え応援したいと思う様になっていた。
私に出来る事は何でもした。でも彼の答えはNOだった。
その詳細は昔の恋が忘れられないという事と、もう一つ…私の性格を否定するものだった。
人は、愛している人に対して厳しい事や辛い事を言ったりする。きっとそれは、愛しているからこそ理解して欲しいからだと思う。
彼にはそれを受け入れる事が出来なかったんだと思う。時には厳しい事も言った。
好きだからこそ。
もしも、何を思う事なく接していたら厳しい事も言わなかった。
本気でぶつかり合えない恋愛では、自分を無にすると感じ別れを告げた。
一つ心残りがあるとするなら、この気持ちを理解して欲しかった。
でも一緒に過ごした時間と思い出と、何かをやり遂げた様な達成感は消える事はないし光り輝いている。
別々の道、気持ちを抱えてまた今日が始まる。
彼の道がこれからも、大きく広がっていきますように…

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