LASTSUMMER#37 『4番の実力』

SETTARMEN  2008-01-03投稿
閲覧数[543] 良い投票[0] 悪い投票[0]

【1回1死1塁】


川浦『いったぁ〜!!!』


4番石堂の放った打球はレフトのキョウスケ、センターのアキの間を大きく越えていった…


2面あるグランドでは流石にオーバーフェンスは無理だったが、なんとワンバンでフェンスに当たった!!



足の速いアキがなんとかボールを拾ったが、石堂はゆっくりとホームを踏んでいた。



ランニングホームラン。


これで3対2。



あっさりと逆転を許してしまった…



天堂寺があっけにとられた表情がかなり印象に残った…



カズマ『ピッチ切り換えてこう!ランナーいないよ!』



ショウは
『OK』
とは言ったものの、特大のランニングホームランを打たれて切り換えられるはずがなかった…



続く5番雪村にはレフト線への2ベース。

6番の市川には四球であっという間に1ナウト1、2塁とピンチを作ってしまった。



カズマが主審にタイムをかけて俺達内野陣はマウンドに集まった。



カズマ『ショウどうした?まだ辻村のバント処理の1つだけしかアウトとってねぇぞ』


ショウ『うるせぇ!抑えられてりゃとっくに抑えてるし!』


ユウ君『まず1、2塁だからゲッツー取ろうよ』


タク『俺がまたバットで返すからここ乗り切ろうぜ』


リュウヤ『暴走したやつが何言ってんだ!守備でミスんなよ!』



タク『へへっ!リュウヤもミスんなよ!』



ショウ『頼りになる内野陣だぜ!』


ショウが皮肉まじりでいった。
その言葉にリュウヤが…



『あ゛ぁ?テメェが打たれて何言ってんだ?』



リュウヤとショウが険悪なムードになったので、すかさずカズマが割って入った。


『と・も・か・く!ピンチだからここ集中して守ってこうぜ!』



その後リュウヤとショウは目も合わせずポジションに戻った。



天豪三の打撃力で逆転を許した俺達は…


チームの結束も崩れようとしていた…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 SETTARMEN 」さんの小説

もっと見る

スポーツの新着小説

もっと見る

[PR]
憧れのモデル体型
2800円で可能!?


▲ページトップ