ダンシングすく〜るも、無事終わった。
私たちは汗をたくさんかいたまま、控え室へと戻った。
「はぁ〜おわったぁ!」
私は満足感でいっぱいだった。黒崎も達成感に満ちていた。
「ありがとねっ!黒崎…!あんたがいたから成功できたよ!」
そういって私は手をさしのべた。握手を求めたのだ。
「あぁ、ありがとう…!」
ぎゅっ………
堅く交わした握手、私は絶対忘れることはないだろう。
「七瀬ちゃん!!」
「恵くんっ!」
恵くんもすごくうれしそうな顔をして、こっちに歩み寄ってきた。
ぐいっ
「きゃあっ…//」
気づけば恵くんが私を抱きしめていた。
「まぁじ感動した…ありがとねっ…☆」
「うぅん…全部恵くんのおかげだよ…ありがとう…」
私は恵くんの背中に手を回した。二人で堅く、堅く抱き合った。
「お前ら…外でやってくれ…///」
「くっ、黒崎…!」
顔を赤くした黒崎が、目のやり場に困っているみたいだった。
「ごっ、ごめ〜ん…」
「ってか…黒崎はもう決断できたわけ…?」
恵くんが、真剣な顔をして黒崎に問う。
彼の答えは………