どうして私達は出会ったんだろう
どうして出会わなければいけなかったのだろう
その訳を探してみるけど見付からない
愛すれば愛するほど幸せも増えると信じていたのに消えた絆で心まで失くした
想えば想うほど忘れられなくなる
もう捨てるものは無い
一番大切にしていたものを失ったから
あなたと似たような人を見れば胸が痛み
あなたと聴いた歌を耳にすれば瞼の裏が熱くなる
思い出の場所に立ってあなたを待つけど触れるのは冷たい風と懐かしい匂い
携帯のメモリーを消しても記憶に残る電話番号
今すぐダイアルを押してあなたの声を聞きたい
諦めたら哀しみも消えるだろうか
諦められれば後悔もあなたも私から消えてしまうのだろうか
言い聞かせて我慢して無理してそれでも苦しみが襲う
ただ部屋で一人孤独と闘いながら過ごす毎日
暗い部屋が恐くて本当に孤独になってしまう気がしてキャンドルを一つ燈して身体を縮めて眠る
朝が訪れるのが嫌で閉められたままのカーテン
いつまでこうして過ごせばいいのだろう
あなたがまた会おうねって最後に言った
会うつもりもないくせに
会えるはずもないくせに
あんな優しさなんかいらなかった
あの言葉を信じていつか会えると信じて生きている私はただ虚しい女じゃない
どうして出会ってしまったのだろう
答えの無い問いかけにあなたが答えを出して欲しい
ただの偶然だったんだよって
冷たく言ってくれたら少しは忘れられるかもしれない