リミットプラス

なお  2008-01-06投稿
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「はぁ……」


学校から帰って、家にカバンをおいて、支度をしたら、すぐに約束の場所へ。


「おっす…」

着いた瞬間、少し照れたように挨拶。私は会釈。


「ごめんな、急に呼び出して」


「ううん?平気」


「「……………」」


沈黙…沈黙……沈黙………


つき合って二日目。
正直、仕方ないことである。

「この地球が…終わったらさ…っ」

「?」


いきなり何を言い出すんだろうか…?

「…グスッ…」


?!


彼の顔には、一筋の涙が流れていた。

「どうしたの……?」

「ごめっ…なんか、分かれることとか考えたら…悲しくなった…」


「そんな………」


私はコイツがつき合うの四人目。つまり、慣れているわけである。

男が喜ぶこと、知りたがること、すべて分かっているはずだった。


「ごめんなっ……」


だけど、コイツは純粋すぎた。すごい予想外。

ただの暇つぶしのつもりだったのに。


「大丈夫だよ…あたしたちなら…」


嘘。根拠のない大嘘であった。

「だよな…よかったぁ…」

ばかじゃないの……



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