私は、この四人目が好きなんだ…
こんなにガキで、単純なこの人が…
スキナンダ
私が求めていたのは、自分に一生懸命な人なんだ。
それがこの人なんだなぁ〜…
「ねぇ…お願いがあるの」
「ん?」
彼に自分からお願いをするのは初めてだった。
「キスしていい…?」
「………///」
どう出るんだろう……?
「だめだっ!」
「えっ……」
「俺さあ、お前のこと束縛したくない。今ここでキスしたら、俺ますますお前のこと好きになるよ?だから…」
「………////」
「わりぃ…」
ヤバいよ…心まるごともってかれちゃったよ…♪♪
ちゅっ
キスしたのは私の方だった。今まで生きてきて初めてだった。
「………///」
「好きだよ…☆好き♪」
すべての愛を捧げたいと思った。
自分が高望みをしていたり、背伸びをしているのがバカバカしいと実感した。
大好きだと、大声で叫びたくなった。
本気で、心の底から、彼に惚れてしまった。