吉川紗月は真とは違い3年になって初めて同じクラスになった。初めて見た時からかわいいと思った。変に派手じゃなく、バカでもなかった。ホントにタイプの女子だった。
「えー、告れよォ!」
「うるせぇな、オレはお前と違ってモテないんだよ!」
真はホントにモテた。スポーツも出来るし、顔もいい。それに誰とでも話せるという特技を持っていた。
「ったく、コウはホントシャイだよなァ。ここはオレと夏織のラブパワーで何とかしてやろう!」「おいっ?!」
あいつ、また余計なことを…。ちなみに夏織っていうのは真と同じように3年間同じクラスで今は真の彼女だ。
「夏織、吉川、今度遊園地行かない?」
「遊園地?うちはいいけど、紗月は?」
「う〜ん、他誰行く?」
「コウ」
あいつ!なんてことを…
「大木?じゃあ3人の方が…」
「ぁ…行こうよ!紗月、ね?」
「?そんなに言うなら…」
真の奴、夏織にも教えてやがったな…ピースなんてしやがって…