あたしには好きな人がいた。
入学式。
背の高い君。
あたしも背が高くて
たまたま隣だった席。最初で最後。
たった一度だけの君の隣。
神聖な空気に緊張してドキドキしてた心臓が君を見た瞬間大きくドクンッて高鳴ったんだ。
その時はわからなかった‥恋に落ちるって言う事が。
勉強はそこそこだけど、スポ―ツは完璧だった。
おまけに顔もいい。
一緒にいればきっと楽しいんだろぅな‥ だから君の周りにはいつも仲間がいた。
恋愛感情を持たず、いや持ってる事に気付かず、あたしはそれなりに君と話すようになった。
ちょうどその頃君に彼女が出来た。
あたしは友達として君を応援してたよ。
茶化すつもりがプライドの高い君を傷付けちゃった。
ごめんね。
社会見学。
あたしを含む仲良し女子組と君を含む男子組でバスの後ろ側占領して王様ゲ―ム。
まだまだ純粋な《笑》あたし達はポッキ―ゲ―ムでドキドキしてた。
君は参加してなかったけどね。
独りで窓の外見てた。あたしはそれが気になっていつの間にか君を観察してた。
そしたら友達に話聞けって怒られた。
ぁの頃は純粋に君との時間を楽しめてた‥
2学期が終わりかけ、もうすぐ冬休みって頃なんか胸がウズウズしてる事に気付いたんだ。だけどよくわからなけて‥
そして冬休み。