「・・・・・ッ!!?」
「あの子の、病気の進行は早く、もっても、あと2年くらい・・・。出来るだけ、全力を尽くします!」
「あの子に・・・。あの子には、教えた方がいいのですか?・・・」
「それは、ご自分次第です。」
「・・・・・・・。」
「薬を眺望します。」
母は、涙をこらえて、ホールに居る由美の元へ向かった。
「先生、なんだって?」
「うん、薬を飲めば、貧血は治まるって・・・。」
由美は、母が何か隠している事がお見通しだった。
母は、由美と似て、すぐ顔に出やすいタイプ。
「本当は、違うんじゃないの?お母さん、嘘ついてる。」
「・・・・・・ッ!」
母は、図星だったので、驚いていた・・・。しばらく間があき、母が、
「・・・・・・・本当は・・・、本当は、由美は、「白血病」なのよ・・・。もっても、2年だって・・・・。」
由美は、涙を目にため、
「・・・したんだよ?」
「え・・・?」
「隆二と18歳になったら、結構しよう。って約束したんだよ?」
母は、こらえていた涙を流し・・・、由美は、初めてみた。母が涙を流している所を・・・。
「・・・ごめんね、由美。」「・・・もう、いいよ。・・・・・よし!病気なんかに負けないぞっ!」
由美は、明るくそう言い、お母さんをビックリさせた。