僕は無視した
「アルス!あまり痛め付けると、馬鹿がなおさら馬鹿になるぞ!」
「うるさいなぁ!
そのうちカーンの胸の称号をうばってやるからな!」称号とはセブンガーディアンのみ付ける事がゆるされる金色の証だ
王冠の前で互いの剣が交じり合う証は誰もが憧れる物だ
「はいはい!いつになる事やら」
本当に口の悪い奴だ
僕がセブンガーディアンになりたい理由の一つはカーンに何も言わせないようにしたい事だ
そんな二人のやり取りを
笑いながらアルスが言った
「で、カーンは何か用事があって来たんだろ?」
カーンは笑いながら
「そうだ!そうだ!!」
少し真面目な顔して
「陛下のご伝達だ!
毎年行われるセブンズトーナメントその日時が決まった。
一週間後だ!今年こそは、負けないぜ!」