「じゃあ、細かいことは今度決めるから、吉川のメアド教えてくんね?」
うまいこと聞き出すもんだな…オレには出来ないな、と感心した。
「サンキュー、これコウに教えてもいいよな?」
えぇぇ?!聞いてないぞ?
「うん。じゃあ、決まったら教えてね」
「早く決めてね」
「おうっ」
嘘だろ…
「はい、これ吉川のメアド。早く送れよ?日にちはオレが決めとくから」
「おいっ?」
「変に力入れんなよっ」
『大木です
登録よろしく』
ホントに送ってしまった…なんて思ってるうちにもうメールがきた
「早っ!」
『ょろしくねぇ(^▽^)ホントにぅちも行ってょかったのかな?』
『いいんじゃないの?多い方が楽しいし』
なんて何回かこんな感じのやりとりが続いてしまった。メールじゃなかったら絶対無理だっただろう。
「はぁ…オレ、ホント好きなんだな…」