校舎をでると、空は桃色にかわっていた。なんだか、やっぱり、こころの中が
もやもやしていると、いうか、こんがらがってるというか。ああ、すっきりしないなあ。
下をむきじっと、地面をみつめながら難しい顔をして歩いていたせいか、それちがいざまに顔を覗きこんでくる人もいた。しかし、今の私はそんなことこれっぽっちも、気にしていなかった。いや、気にしていなかったのでは
なく、眼中になかったのだ。
さて、ぼおっとしながら、歩いていた私が、たどり着いた場所とは。
つづきます*