「じゃあ、今朝ご飯作るね〜☆」
駆け回ったあと、さっと切り替えて、台所へと駆け込んだ。
(忙しいやつ…笑)
香ばしい朝ご飯の匂いが部屋を包んだ。唯の懸命の姿が見えて、ふっと微笑みがこぼれる。
「勝也ぁ…ジャムとマーガリンどっちが良い?」
「ん…じゃあジャムで♪」
「了解☆」
めまぐるしい毎日の中にあるわずかな幸せ。手放したくなくて、思わず手繰りよせたくなった。
「唯…ちょっとこっち来て…?」
二人座れるソファの端に、唯をよんだ。
「ん…?どしたの?」
「んー…なんか、キスしたくなった。」
「えっ…///」
「イヤなの?」
「イヤじゃないけどっ…///」
みるみるうちに顔が真っ赤になっていく唯。顔を少しずつ、近づけていく。
「あぁぁ!!!」
?!?
突然の唯の悲鳴に驚いた。
「ど…どした…?」
「言い忘れてたことが…っ!」
………?
「勝也、おはよう☆大好きっ♪♪」
「………///」