麻里は祖母の家へ向かっていた。
母と約束したがやはり外に出たかった。だから兵士に気付かれずに出入りする方法がないか祖母に聞きに行くのだ。
「14歳…」
祖母の言葉がまだ気になる。
〜〜麻里が14歳になって3日目〜〜
祖母の家に向かう途中で幼なじみの孝弘とその友達の浩に会った。
「孝弘久し振り」
「おうっ、久し振り」
「彼女が麻里ちゃん?」
「そう」
「へぇ〜。俺は孝弘の友達の浩、宜しく」
「私は幼なじみの麻里、宜しく」
孝弘から聞いた事があるが麻里と浩は今日初めて会った。
「幼なじみじゃなくて彼女の間違いじゃねぇの?」
浩は2人を茶化した。