スクランブル☆?

なお  2008-01-10投稿
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ちゅっ………


嫌だ………………


「いやぁぁぁっ!!!!」


私は目を閉じた。強引に人の唇を奪って満足している男の顔などみたくもなかった。


「おっ、おぃ!」

「やめて!話しかけないでよっ!!」







「おいっ、実菜…!」

…えっ…私の名前?


「目ぇ開けろって」


私はおびえながらも、ゆっくり目を開けた。


「遅れてごめんな…こんな目にあわせちまって…悪い…」


「…圭祐!☆」


目の前にいるのは、ずっと求めていた人、待ちわびて、恋しくて、愛しくて…

大好きな人…


「ばかぁ…圭祐ぇ……!」


気づけば私は泣いていて、圭祐に抱きついた。


「ごめんな…ごめん…」


圭祐はその言葉をずっと繰り返していて、私を優しさで包み込んだ。



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