外は寒いのに
僕は溶けてしまいそう。
ほんのすこし。
ほんの少し貴女を想っただけなのに。
僕の身体が熱くなる。
貴女のせいで壊れた僕は
雪のように消えそうで
とても儚い粒になった。
ワインのように
僕の喉を熱くして
チョコレートのように僕を溶かす。
お酒のように苦くて
飴のように甘い。
貴女は僕をこんなにした。
だから僕は貴女を
とろけるような甘さで包み込みたい。
だってそれが僕の役目だろう?
だから僕を…もっと熱くして?
貴女の笑顔で。
僕が貴女を包むから。