愛の詩「”あすか”と”はるか”」

RICO  2008-01-11投稿
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「エピソード出会い」
あれは、六月頃だったか急な雨だったかしら。私はタバコ屋の軒先にすべり込んで濡れた制服の露を手で払いのけていたました。
「わ−!酷い!急に降って来るんだだもん梅雨か−!」私ははびっくりした様な顔をしてたと思う。同じ様に雨宿りをしに来た人を見て。
「そんな驚いた顔しなさんなお互いビチョビチョなんだから!良かったらこのタオル使う?」
「ありがとう大丈夫です」
初めて会うのに何だか懐かしい感じがしたの、本当に懐かしい...
それから二週間経った頃だったか、同級生の親友のテニスの試合を応援するためにK市の公営テニス場に来た時の事だったわ。
親友の対戦相手があのにわか雨の女の子だったの。間違いないと思う!遠目だったけど。
私は一人っ子で、ずっとお姉ちゃんか妹が欲しかった憧れていたの。
初めて会った人なのにあんなに心に残った人はいない。お姉ちゃんがいたらこんな人がイイナ−みたいな。
もっと話していたかった一緒にいたかった...
私は何とか会えないかと思っていたわ。もう一度話がしたいと。親友が試合を終えて控室に戻った頃勇気を出して行ってみることにしたの。
「コンコン♪」
「失礼しまーす!」
「あれ−!あすか!負けた私を慰めに来てくれたの−!完敗だよ−!」
私は部屋を見回してみたがもう彼女の姿を見ることはできなかった。
「エピソード2再会」
「あすか!ヘルプだよー!A女子高の子との合同コンパで一人欠員が出て、緊急スカウトだよー!たのむ!」
「なんで私が!コンパは行った事がないもん!他校と合同なんて絶対無理!」
「お願いします!かわいい子揃えたっていう条件付きでK大のイケメン揃えて貰ったんだから!」
「私には関係ないもん!コンパなんて興味ないんだから!」
「解ってるんだけど、このままじゃ私の面目丸潰れだよ!お願い!この通り!行ってくれるだけで良いから−!ね!直ぐ帰っても良いから!」
「楓の頼みだから行くんだからね!。二度とだめだからね。」
「サンキューあすか様!明後日の土曜日、6時にロ−レライの前に集合だからね。よろしくお願いいたします」
私はA女子高生と合同という所の方に興味を惹かれてオッケーをだしたの。それはあの雨宿りの彼女がA女子高だったから...
その土曜日もうすぐ午後6時集合場所に向かっていました。つづく



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