SORA

なお  2008-01-11投稿
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「空って…蒼いんですね…」

「そうだぜ?知らないのかよ…?」


「うん…ずっとお外に出てなかったからさ…」

「そーなんだ……」


「ごめんね…変なこと言って」

「フフッ…なんで謝ってんだよ…☆」

「うん…ありがとう…紘(ひろ)…」


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ピピッ…

「ううん…璃由(りゆ)………」


眩しい太陽の光差し込むとある病室。俺は何も起こらない毎日を予想しながらも、朝を迎えた。

「紘くん!朝ですよー!」


担当の、やけに元気のいい箕輪さんがおこしに来た。

「…はい………」


まだ夢に浸っていたかった。
そんな思いを胸に、一息つく…


考えているのはもちろん…


(璃由……)



ただ一人の人間でした。



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