five★30

レオナ  2006-04-10投稿
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「何やっての??」

ラルフのポロシャツにハーパンをはいた2番目の兄亮クンが立っていた。

「亮クン…今帰り??」

「おまえ鼻声だぞ。」

亮クンはリビングを通りキッチンにある冷蔵庫の前でコップにウーロン茶を注いで飲んでいる。

アタシはその間に体温計を見つけだし熱を計るため脇に挟んだ。

「風邪ひいたみたいで…」

「万年帰宅部だから抗体力ないんじゃね??」

亮クンは小学校の時からずっとサッカー部。

「亮クンは遊びすぎ。今日も朝帰り??」

アタシは鼻をすすりながら言った。

ヤバイな…本気で風邪ひいたみたい。

「オレはやるコトやってるから良いんだよ。」

体温計の音が鳴った。

「何度??」

亮クンが体温計をのぞき込んだ。

「38度…」

「どぉすんの学校??」

「い゛く゛。」

アタシは両手で顔を覆った。

「ほら。これやるから。」

亮クンはポカリをくれた。

「ありがと。」

「寝なさい。」

「ん。寝る。」

アタシは体温計を直し救急箱を元の場所に置いて、亮クンと2階にあるそれぞれの部屋に向かった。

アタシは目覚ましを6時30分にセットしてベットについた。



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