スコップちゃんは体勢を限りなく低くし、金崎のみぞ目掛け跳んだ。
金崎は跳んで来た拳を両手で掴みひねった。
「痛っ!クソガキ!」
金崎はスコップちゃんと少し距離を置いた。
ここに来てようやく自分がしている事の恐ろしさに気付いたのだった。
怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!
「クソガキ!殺してやる!」
スコップちゃんは凄い形相で金崎の所ヘ走って来た。すぐダッシュで逃げたかったが、脚の震えが止まらず動けなかった。
スコップちゃんの右ストレートは見事ヒットした。
続けてみぞおちに蹴り、更にアッパー、何度も往復パンチを喰らいさすがに立っていられず、崩れる様に倒れこんだ。
金崎が倒れ込んだ後仲間のヤクザと金崎を袋にした。金崎の頭は真っ白だった。ふと何故自分はここに来たのか疑問に思い、考えた。
絵梨原
守る、薄い茶髪少年、結婚
そうだった、俺はここに絵梨原を守る為に来たんだ。そのためにこいつらを、、
金崎は立ち上がり、
絵梨原、、俺、、お前が、好きだ、置いてかないでくれ、、、好きだから、、