「おぃっ!そこの男!」
圭祐が指差したところには、突き飛ばされたのであろう。フラフラしている琢磨がいた。
「二度と俺の女に手ぇ出すんじゃねぇぞ…!次はゆるさねぇからな!」
「圭祐……!」
琢磨は怖じ気づいたように走り去っていった。
「ありがとね…圭祐…」
「ばか。悪いの俺だろーが…」
圭祐は私を自分の胸に入れ、頭をなでながら言った。
「これからは絶対、俺がおまえを守るからな…」
「うん………☆」
そういって、圭祐は私に優しいキスをした。
「うん…やっぱりそうだ…!」
「ん?何がだ?」
「ナンパ男にキスされそうになったじゃない?で、私、誰がキスしてたか分からなかったんだよね…目つぶってて…」
「ぅん…そっか…」
「けど、やっぱ違う…!圭祐のキスは……なんていうか…」
「…なんていうか?」
「誰より熱い…///」
そう。情熱的で少しディープな…
「…………///」
キスだけで、伝わる愛もあるんだね…!
「圭祐、大好き!」
ずっとこの幸せが続きますように…☆