AM 1:00
「啓吾君、怜ちゃん。古田裁判官から許可が下りた。これからディーカのところに行ってくれ!」
藻が言う。
「でも、ディーカの居場所は・・・?」
「ここから、北に1キロある『ケイブ城』だ」
「分かりました」
「僕は、ココに残って他のリイバーの人達に連絡するから、君達はケイブ城に向かってくれ」
「はい」「はい」
「じゃ、たのんだよ」
啓吾と怜はスィークレット・カムパニーを出た。そして、龍華がいるケイブ城を目指して歩き出した。
―ケイブ城から100?離れた所―\r
「ここが、ケイブ城・・・なのか」
啓吾が上を見上げるとそこには巨大な城が聳え立っていた。
「ここに、龍華さんが・・・?」
「よしっ、とりあえず行ってみようぜ」
と、2人が1歩踏み出そうとしたとき・・・
「なぁっ・・・?!」
2人の足元にとてつもないスピードで先が尖った氷が突き刺さった。
「敵っ・・・」
怜が前を見ると、そこには1人の男が立っていた。
「侵入者は・・・消せ。と、言われてるもんでね・・・」
「んだとっ・・・!」
と、男は両手を前に突き出し物凄い数の氷を放った。
「チッ・・・」
啓吾と怜は、氷を避けた。
「おやぁ・・・全部かわされてしまった・・・。じゃ、これはどぅかな」
と、言うと男は両手を上にあげ、巨大な氷を作り出した。
「なっ・・・―――」
と、男はその手を一気に振り下ろした。巨大な氷は2人に命中した。
周りからは煙が出ている。
「任務完了・・・。んっ・・・?」
煙が晴れてきた。氷が命中した場所からはこんな声が聞こえた。
「まだ、おわってね〜ぜ!」
啓吾と怜の周りに藻から連絡を受けたリイバーの者達が2人を守るように囲んでいる。2人にはひとつも傷が無い。
「啓吾、怜っ。早く城の中に!ココは俺達がくいとめる」
翔が言う。
「あぁ、分かった」
と、言うと啓吾と怜は城の方に走ってった。
早く行かないと、仲間が殺される・・・野望のために・・・―――\r
誰一人、殺させはしない・・・!
世界を・・・守るんだ・・・―――。