「璃由………?」
「……………」
目は開いているのに瞬きはしない。息もしていないみたいだ。呼びかけても返事がない。
すると…
「?なんだ…?」
……………!?!
大きな機械が璃由の背後にあって、そこからコードがのびていた。その先は…
璃由だった。
機械には無惨にも"充電中"と書かれていた。
{知ったんだね}
!?
急に誰かに呼ばれて振り返った。…怜治さんが、深刻な顔をして、コッチをみていた。
「怜治…さん……」
{やぁ…}
「どういうことですか…?これ…」
{見たまんまだよ}
「え……?」
{璃由は人間じゃない…ロボットさ…}
「ロボット………?」
その単語の意味を理解するのに、時間がかかった。信じたくない気持ちが思考を停止させた。
「どうして…?」
{君には関係ない話だよ…}
「答えてください。」
{悪かったと思っているよ}
「俺が聞きたいのは、そんなことじゃない!」
……………
沈黙が二人を包んだ。しばらくして沈黙を怜治さんが破った。
{答えは…そう…単なる親ばかさ…}
…………?