一緒に居れば居る程不思議に思う事があった。あたしは彼の彼女になりたかったはずなのに、今は彼女じゃなくって今のまま、友達みたいな関係のままずっと居たいと思った。もし彼女になってしまうと別れるのが恐かったからかも知れない。そんなある日、あたしは幹彦に聞いてはいけないこてを聞いてしまった。それが後悔の塊となる事もしらずに。「ねぇ…みっちゃん?」「ん?」「みっちゃんは将来どんな家庭を作りたい?」そのことばを聞いた瞬間彼は目をかっと開いて拳を握り締めた。「何でそんな事っ彼女でもないあんたに教えなきゃなんねんだよ。あ?調子のんなよ。」彼じゃなかった。こんなに怒ったの初めてだった。「ごっ…ごめんなさい……今日はかえるね。ごっごめんっ……ばい…ばぃ」何も言ってはくれなかった。次の日学校で亜紀にそのことを話した。「ねぇ。もしかして幹彦さんっ…過去に何かあったんじゃない?だっておかしいじゃん。こんだけ一緒に居てあんたを彼女にしなかったり…あんたも長く一緒に居たいなら告白の一つくらいしたら?」「うん…。でもあたしっ恐い…今までの関係じゃなくなっちゃったらどうしようって…」 続く…〜