この小さな手で
何を守ろう
守りたいものは
沢山あるのに
何かを守れば
何かを失う
それの繰り返し
この熱い指先に
触れたのは何だったの
喜び、悲しみ、怒り
溢れる感情が
喉の奥を締め付ける
この熱い瞳に
映ったのは何だったの
笑顔、涙、暴力
抑えきれない感情に
胸の奥を掴まれる
自分の感情に
嘘を吐いて
それで自分を守っている
それで自分を保っている
この小さな手は
何の為にあるのだろう