「ただいまぁ…」
仕事から帰って、疲れもピークに達し、私は床に倒れ込む。
「お疲れさん」
大好きな旦那の僚。優しさが何よりの良いところ。
「疲れたよぉ…僚…」
「ほら、洗濯物も取り込んでおいたし、夕飯も作ったぞ。」
「うーん…ありがとぉ…」
「いえいえ」
…………zzz……
「?……愛菜?」
気づけば、私は夢の中にいた……
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「んんっ…朝…?」
私は、目覚ましの音で起床した。なぜかベッドの中にいた。
「運んでくれたんだ…僚…」
私が風邪を引かないように僚が気を遣ってくれたんだと思う。
眠気眼をこすりながら、リビングへ向かった。
「僚〜…?」
返事がない。気づけば、テーブルの上にメモ。
{仕事行ってくるね。朝食は昨日の夕飯の残りでよかったらどーぞ!洗濯物だけお願いね。仕事がんばれ!}
暖かい僚の言葉が心に深く染み込んでいくのがわかった。
「僚………///」
すごく優しいから、たくさん無理をさせていると思う。
うれしい反面、少し不安になった。