震える体が頭を起こして
眠れる頭が窓を開けて
憂える心が窓を閉めて
踊れぬ足が布団を導いて
迷える私が吐息を漏らして
一言、
雪、だ。と
雪掻きが私を待っている
振り止まぬくせに待っている
早く行かないと仕事が増える
だけど布団は鉛の衣
私をはりつけにする
雪掻きが私を待っている
すぐやれよとせかしている
のろく歩くと仕事が終らぬ
だけど今日は休みの日
私を布団に引き戻す