閣僚会議が開かれている部屋のドアが閉まり終わった中は、龍吾がいるせいか誰も声を発しなかった。やっと誰か声を出したのかと思ったら、総理大臣の龍吾だった。 『外務副大臣は?』 とてつもない低い声。怒ってなくても怒っているように聞こえてしまう。 「はい。失礼します」 別の部屋のすぐドアの向こうに居た小柄な男、 『外務副大臣。平岡 順』みなの視線を浴びながら申し訳なさそうに総理の横につき何か耳打ちをした。
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