過去と今の間?

 2008-01-14投稿
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幸多と付き合って二ヶ月経った。
あたし達はもうすぐ修学旅行。
研修は幸多と違うけど,最終日のディズニーランドは一緒にまわる約束をした。
これが初めてのデートだ。
あたしも幸多も大会が近くて,まだデートしたコトがなかった。
だからあたしはルンルン気分♪♪

そんな時からかなあ
幸多が『アレ』をするようになったのは...
「おい,あほ。」
「あほって言うな!!!!」
浅木クンがあたしを呼ぶ。
「くははあ....」
浅木クンは一人爆笑してる。
あたしにはそれが理解不能。
「何がおかしいの??」
若干キレぎみに聞いた。
「宇治原の反応っておもしろすぎるからさあ↑↑」
「もういいもん!!浅木クンのば-か!!!!」
あっかんべ-をした。
「宇治原はそうゆうトコがガキなんだよッ!!」
いつもと同じ,浅木クンと言い合いをしてた。

その日のお昼。
手を洗いに行こうとトイレに行ったら,幸多がいた。
そこには幸多とあたししかいない。
あまり意識をしないように,手を洗って帰ろうとした。
「紗奈ッ...」
幸多に腕を掴まれた。
「な,何??」
幸多の方を向かずに聞いた。
「ベンチ行こう。」
そのまま近くのベンチまで連れて行かれた。
「あのさあ...浅木のコトどう思ってるの??」
「えッ??」
あたしは驚いた。
浅木クンのコトをどう思ってるなんて,考えたコトなかった。
「どうって言われても...」
「好きなの??」
「好きなわけないじゃんッ!!」
「よかった。
仲良く喋ってるからさあ。
これからは...」
幸多が口をまごつかせた。
「これからは...??」
「...俺以外とあんま喋んないで。
もっと俺と話してよ。」
幸多の顔が赤かった。
「えッ??」
あたしも幸多も下を向いてしまった。
「幸多-。」
「宇治原-。」
あたし達は呼ばれた。
「じゃあサッカー終わったら電話するな。」
瀬上クンは足早に行ってしまった。
「宇治原-!!」
はッと気がつくと,浅木クンが呼んでた。
「お前が来んと,みんな食べれんだろ??あほ宇治原ッ!!」
「...ごめん。」
「素直すぎて気持ち悪いわ-。」
そんな声もあたしには聞こえてなかった。

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