女性の通夜…―\r
女性の会社の同僚が話しをしている。
「ねぇ…しってる?吏依湖(リエコ)…どうやって……その…死んでたか…」
吏依湖…女性の名前だ。
「え?知らない…」
「なんか…気持ち悪いシニカタしてたらしいよ…」
「なっ…何…?」
彼女は少し話すのを拒んだが、ようやく口を開いて語り始めた。
「歩道で倒れていたから…事故かと思われていたらしいけど、驚いたコトに外見には何の怪我も無かったみたいで、解剖(カイボウ)してみたらね……」
「なっ…何?」
「ココだけ無かったのよ」
と彼女は言って、聞いている女性の左胸を指差した。
「胸が無かったの?」
「……心臓よ……………それも外見は切られた跡も無いの……だけど…心臓だけが…綺麗に…もぎ取られていて………」
「や…だ…なにそれ…」
「私が知っているのはここまで…」
二人とも汗が流れている
「ぁ…あとね…」
「まだあるの?」
「心臓の代わりに宝石が多数入ってたらしいよ」
そう彼女が言ったらなにやら男性が隣に座り込んで、彼女に語りかけた。
「知りたい?吏依湖ってヒトが亡くなった理・由」
「あ…貴方…誰?」
「俺?…クスッさぁ?誰だろうね〜それより知りたいの?どうなるの?」
<続く>