『俺は努力が嫌いだ。』
少年の口癖である。
少年の名は木堂 雫『きどうしずく』という。
年齢は15歳で高校1年生で身長は183?と大柄でガッチリしている。
何故こんなにも体格がいいかと言うと,雫は中学のときは野球をしていたからである。
その中学野球のチームでは5番ピッチャーで左投げ左打ち.才能溢れる姿は地元の高校に来てくれないかと言うぐらいオファーがくるぐらいだった。
しかし雫はオファーが来た高校の野球部の監督にこう言って断っていた。
『自分は努力とか嫌いなんで』
監督たちはあきれたように全員こう言った。
『君は高校では野球しないのかね?』
雫は.
『いえ野球はしますよ。』
と言った。
『じゃあなぜ君はオファーがきている高校に行かないのかね?』
『簡単なことです。中学を卒業したら地元を離れて県外に引越しするからですよ。』