怖い…怖い…あの家に居たくない…!
「紗理奈?どうしたの?ごはんも食べないで…ママのご飯食べたくない?」
「ごめん…ママ…食べるね。」
下に行きたくない…
お兄ちゃんがいた。なに普通な顔してんの?あんなコト…しておいて…
「ママたち、明日のお弁当の、野菜買ってくるね」
ヤダ…行かないで…
ガバッ!
「今夜こそ…逃がさないから…」
「でっでも…あたしたち兄妹じゃない!」
「スキなんだ!キモチに答えてくれよ!」
チュッ!
「ヤダヤダヤダ…なにやってんの…?お兄ちゃん?」
あたしは、キスされた唇をあわてて拭いた。別に嫌でもなくなってしまった…
どうしてだろ…