とうとう一人で翔吾の寮の部屋まで来てしまった。ドキドキ心臓がうるさい。
「翔吾??」一応声をかけてドアをあけた。
「お〜まぢ一人できてくれたんだ。」
翔吾は窓から外をみていたようだ。
「ウン。一人だよ。」
紗里はヤバイくらい心臓がバクバクいっていた。
ヤバイよぉ〜…
心臓の音が翔吾に聞こえてしまうんじゃないかというくらいだった。
「今日他の人は誰もいないの??」
「おう。みんな授業受けてるか遊びいってる。」
ほんとに二人きりなんだ…
「あみさぁ〜まぢ俺にしつこい★笑 この前告られた。」
え!?
「けど…断った。俺にはすきな子がいるからって。」
アイ…さん…??
「紗里がすきだよ。」
…─────────!!!!!!!
「けど付き合えない…俺山口帰るから…」
あぁ…あたし翔吾がすきだ。
今まで自分の気持ちを隠してた。
ほんとは最初からあなたに心を奪われていた。
大好きだよ。
その日あたし達はお互いの気持ちを確かめ合いながら体を重ねた。