恋ぐせ

まりえ  2008-01-17投稿
閲覧数[374] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私は現在 28歳の学生です。
28歳なんていったら 結婚平均年齢27歳といわれてる日本の女性からすると、もう既に仕事もだぃたぃ山を越え、一息ついてお金もあって、大人の恋愛をして、結婚を考えてる頃だろう。
でも、私は今でも、また今から吸収しようとしている、ゆっくりじっくり生きてきた人間だ。
そんな私には もちろん理由がある。

他の人が経験しないようなこと、知らなくていいことを 普通の女の子が青春している頃、勝手に見てきた期間に費やされたから。

これは、本当の私の見てきた、天国と地獄だった。

中学生。
バスケ部に所属し、毎日練習にあけくれてた。
思春期だったしね、恋愛もした。
中1で初めて彼氏ができた。ませた彼氏だったから 誰もいない教室で、抱き合ったりしてた。
好きだったなぁ。どんなときも 彼を目で追って、友達としゃべっててもちらちら見たり。そうするとむこうも見てたりね。
毎日が ドキドキで楽しかったなぁ。
半年くらぃで、互いの勘違いみたいなかんじで、別れた。
中1のくせに、ボロボロに泣いて、毎日 音楽に浸って 泣きまくってた。
詞とか書いたり、もうどっぷりだったよ。

クラスでも ちょっと色気のある女だったようで、性の対象にされやすかったのは記憶にある。

高校生になると、とにかく彼氏ほしい彼氏ほしいで 頭の中 それだけ。
付き合ってって言われたら 誰でも好きになっちゃう。だから?又かけられてたり、やり逃げされたり、そんなんばっかり。
体を求められて、拒むと「あ、そう。じゃいいよ。」とか言われると、嫌われる‥!と思って、体を許すんだよね。そこには何もないのに‥。口癖のように、「幸せになりたい」って泣いてた。
幸せなんてなれるわけないのにね。
簡単に体をゆるす女に、いい男が寄り添うわけがない。
それに気がついたのは あの体験をしてからだったなんて、私は本当に愚かだった‥。

ひとり でいることへの寂しさが日に日にひどくなっていった。
誰か‥誰かそばにいて‥といてもたってもいられなくなる。

その頃 携帯やメールなんかなかったから、テレクラに手をだしたよ。
あれに電話すると、自分にみんなが「会いたい」って言ってくるの。何人も何人も‥。
必要としてくれてる実感に、胸が高鳴る。
お金なんていらなかった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 まりえ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
★セレブ御用達★
最高級の死海の塩


▲ページトップ