｢はぁ…疲れたぁ…｣
｢ほい、お疲れさん｣
ホットコーヒーを淹れてくれた彼氏…優弥。
｢ゴメンねぇ、せっかく来てくれたのに…どこもいけなくて…｣
私、亜美は、もうすぐ入試を控え、焦っていました…勉強…勉強…勉強…の毎日。勉強嫌いな私。続くはずがない…
｢大丈夫☆ほら、あと少し頑張れよ！｣
だけどがんばって継続させているのは、彼氏である優弥が応援してくれるから。
優弥はすでに社会人で、私は高校生。友人を通して知り合い、付き合ったのだ。
｢はぁ…早く受験おわんないかな……｣
｢さっきからそればっかじゃん☆笑｣
いつも、優弥の優しさには救われる。頼りになる、誇りの彼氏だ。
｢受験おわったら、どっかいこーぜ☆｣
｢うん………｣
｢どうしたんだよ？不安そうな顔して……？｣
｢それまで、ちゃんと待っててくれる…？｣
｢えっ？｣
｢他の人のところ行かない？｣
正直、個人的に一番問いつめたい問題だった。自分が入試を終えるまで、長い期間を有する。それまで、優弥は待っていてくれるのだろうか…？
｢ばかだなぁ…あたりめーじゃん☆｣
｢ホント？｣
｢ホントだよ☆｣
｢嘘じゃない？｣
｢もちろん！｣
｢絶対？｣
｢おぅ♪｣
｢……信じる♪｣
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