未来2

舞美  2008-01-18投稿
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「ガン…??」
「そう、俺ガンだから。」
「悪性なの??」
「抗癌剤で治すから」

…やっぱり。いやな予感がした通りだった。
表情からして真剣な感じだったから、嘘だなんて思ってない。でも詳しく知りたい。だから…

「来ちゃった…。病院」

開がこの病院に通院してることは知ってた。
最近、放課後も
「用があるから。」って足早に帰ってしまうのを不思議に思って、何度も追跡したら、幾度もこの病院だった。

「あのぉ…、一ノ瀬(イチノセ)開の担当医の方にお会いしたいのですが。」
受け付けでそぅ尋ね、自分の名前を伝えてから、しばらくすると、

「こちらへどうぞ…」
1人の看護師があたしを誘導してくれた。

辿り着いたのは外来用の外科の部屋だった。

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