テストが返却されて休み時間になった。女の子のみんなは・・
「涛也君!何処から来たの?!」
「涛也君!千空って呼んでいい?」
涛也君、涛也君、うるさいなぁ・・・すると涛也とか言う人は私を見た。あっ目あっちゃった・・。え?何で来るの?
「こんにちは!」
初めて声を出した。私?
「こ・・こんにちは・・」
「君なんていう名前?」
「安崎 輝沙だよ?」
「安崎さんか〜よろしくね!」
「よろしく・・」
「輝沙って言っていい?」
えっ!?
「駄目だよね・・・ごめんね。」
「・・・よ・・・」
「えっ?」
「いいよ・・千空って言っていいの・・?そのかわり・・」
「いいよ!輝沙!」
以外と軽くないかも・・。
「おい」
「ん?」
振り返ったら
「薺也?」
「おい。涛也」
「ん?」
「輝沙って簡単に呼ぶんじゃねぇよ!!」
はぁ?何それ?
「薺也!!!!」
「何でだよ!?輝沙!!!涛也に会って5分もたたないうちに仲良くなりやがって!!!」
「あのさぁ・・宮原君だっけ?」
「何だよ?」
「輝沙の彼氏?」
「バッ・・ババババババッカじゃねぇの???!!!!」
「千空いこっ!」
「そうだね。」
「俺と輝沙は幼なじみだぜ!?彼氏って笑っちゃうよ!。でも・・・・・・・なんだよな・・って・・いねー!!!」
「はー疲れた・・・」
「宮原君の事好き?」
「嫌いだよ。喧嘩したもん・・・」
「へぇ・・」
モゾモゾ・・
「ピッ!!」
「鳥?」
「うん!リンって言うんだ!」
「ピッ!」
「かわいいね。」
ドキッ!
え?今なんか胸が・・・。いやいや・・・ないない・・。
「夏休みか〜。夏休み前に来るなんて変だよね・・?」
「そうかな?良いんじゃないの?」
「輝沙はそう思ってくれる?」
「うん!」
「ありがとう!」
帰り・・
「輝沙・・・」
「何?」
「涛也君の事好き?」
「え?違うよ?」
「嘘つき!!!」
「嘘つきって・・那智?」
「本当は好きなんでしょ?!!!」
「好きなんでしょって好きじゃないよ!!!」
「馬鹿!」
那智は走っていった。何それ・・・馬鹿って・・・・。
夏休み・・
「行ってきます」
今は朝の5時。オルゴール探しへ南坐原の森へ・・