たった今、4人の空気はどんよりと重たい。
そんな空気を吹き飛ばそうと明花(サヤカ)は口を開いた。
明花:「ねぇ、こんな話もうやめよう……考えすぎかもしれないし…」
みんなうなずいてたけど、この空気は変わらなかった。
う゛っやっぱり駄目だったぁ〜。私にはこの空気は重すぎる…
結局、この空気のまま席に着くことにした。
みんな何を話せばいいのかわからないみたいだった。(自分もだけど)
下手に明るい話題だしても顰蹙(ヒンシュク)でしょ……
授業開始まであと3分ちょっと。
私は先生がくる間ただぼーっと考えていた。圭織のこと、そしてチェーンメールのこと。
多分それは3人も同じ。
違うかもしれないけどなんとなくそう思った、というより思いたかったのかもしれない。4人は何があっても一緒だと、その友情は偽りのないものだと……