月軍による電撃的な先制攻撃によって始まった戦争は人類が初めて経験した宇宙単位での戦争。後に「星海戦争」と呼ばれる。
月のエネルギー源、巨大太陽発電機アマテラスを利用した超高熱兵器「THE GOD OF DAY」により北半球の主要都は焼き尽された。電撃的かつ怒濤の勢いで降下してきた月軍に対し、各国はもちろん国連すら有効な策が打てず2ヶ月が経過した。
連続十回の大気圏往復が可能な戦艦を使ってな宇宙からの降下。という機動力を活かし、月軍は開戦から各国を圧倒。国連は全国家が協力して戦う事を決めたが、東西で意見が分裂。まとまらないまま戦局は悪化の一途を辿ってしまう。
痺れを切らしたアメリカは単独で反撃作戦「A+」を発動。ロサンゼルス南100キロまで迫っていた月軍陸上戦力を撃退したが、宇宙機雷群を抜け、降下した月機動部隊と間髪いれず戦闘が開始する。十倍の戦力を誇りながら、空とぶ要塞と謳われた航空空母プレーリーと、僚艦キンブリーが墜落、その一時間後、第三艦隊を突破した月海上兵力に艦砲射撃された旗艦ローズヴェルトが支え切れず轟沈し、アメリカ軍は激しい迫撃を受けながら東に敗走。ロサンゼルスは陥落した。